支援員でも在宅勤務は可能です
僕は就労移行支援施設の支援員をしています。
就労移行支援施設とは、障害や病気をお持ちの方に、生活の改善やスキルを身に着けていただき、仕事に就くこをトータルでサポートする施設です。政府の認可事業となります。
役職はサービス管理責任者といって、主に支援計画のアイデア出し、各種書類手続きや聞き取りが仕事となります。
直接支援員の在宅勤務は不可能に近い
直接支援員とは、利用者さんに直接寄り添い、生活や技術習得、就職の支援をする方々です。それぞれ、生活支援員、職業指導員、就労支援員と呼びます。
直接関わるため、やはり在宅勤務のような、画面越しのかかわりでは支援としてかなり質が低下すると考えられます。在宅支援を受けられている利用者さんもいらっしゃいますが、やはり通所することが原則的な支援形態である以上、在宅での直接支援は現実的とは言えません。
当施設では、間接支援員の在宅併用勤務を導入しています。
聞き取り等がある時間帯は、出勤して、いったん訓練終了時間になると自宅に戻って、書類作成や会議に参加します。もちろん、個人情報を取り扱うシステムへのアクセスはできません。グーグルアカウントを同期させて、zoomやslackを活用し、仕事をします。
「『任務は遂行する』『部下も守る』。「両方」やらなくちゃあならないってのが「幹部」のつらいところだな。覚悟はいいか?オレはできてる」
ブローノ・ブチャラティ/ジョジョの奇妙な冒険
なぜ、在宅勤務を導入したか
それは、僕が体調管理が苦手だからです。自分の疲れに鈍感で、急にどっと、疲れが来ることがあるんです。
特に最近は新しい施設の立ち上げがありました。今のところ、新施設のシステム構築や、業務の案内など、僕にしかできない仕事が多々あります。あらかじめ準備していても、普段の業務と並行するとなると、やはり相応の負荷がかかります。議事録を確認すると、ずいぶん仕事をしているなぁと、われながら感心しております。
就労移行支援施設で、多様な働き方を取り入れる意義
これは、とても大きいと思います。世の中には、本当に多様な働き方があります。ですが、そのほとんどを、生涯知らないまま過ごす方も、多いと思います。たとえば、microsoft teamsで絵文字の入ったチャットを使い、21歳の若者が会議をするプロジェクト。たとえば、24時間のフルフレックス勤務。たとえば、週3日の時短勤務。
職員が率先して、様々な働き方をすることが、利用者さんの発送を広げることを促進するのではないでしょうか。
福祉職員の身だしなみは、施設の質を表すかもしれない
特に就労移行支援施設で働いていると、身だしなみの重要さを感じます。機能美を求めた、スティーブ・ジョブのように落ち付いたオフィスカジュアル。元アパレル業界のスタッフによる、さりげなく、華やかで、シックなロングスカート。
「こんな風に、おしゃれな格好で働きたい」
それって、仕事を楽しむということにつながるのではないでしょうか。
身だしなみは、利用者さんへの礼儀
数年間の福祉を経験し、ずっと感じてきたことです。福祉施設の職員さんは、優しい人が多い。一方で、いつもジャージにポロシャツといった、動きやすい服装を着ていることが多い。
会社が指定していることも多いですし、動きやすさが求められることもわかります。一方で、その服装が、どこか利用者さんへの礼儀を失するような感覚を持っています。
働き方の多様性は、服装から
書いていて思ったのですが、多様な働き方を促進することの第一歩は、身だしなみからではないでしょうか。
営業のある日は、スマートな紺のスーツに、パリッとしたシャツにネクタイ。訓練の案内をするときは、清潔感のある、それでいて流行を抑えたオフィスカジュアル。革靴より、adidasのスニーカー。機能性のある、シンプルなオフィスバッグ。少し高価なステーショナリー。無線マウスでアドレスフリーを活用する。
そんな、日ごろの身だしなみ、仕事道具のチョイスから、働き方の多様性が促進される。
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