すまない、忘れちゃったよ、よくあるんだ
エルトン・ジョン/君の歌
君の瞳が、緑だったか青だったか。
それでも、僕が言いたい事は
独占欲を伴わない”好き”
ASD傾向のある人は、恋愛感情と独占欲が切り離されていることが多いそうです。
その話を聞いて、昔流行ったドラマ「結婚できない男」で、色々ダメで結婚できない男役の阿部寛さんが、最終回で女医の恋人役だった夏川結衣さんに「愛してます。ですが、結婚できません」と告白したことを思い出しました。
なんとなく「結婚できない男」に親近感を覚える。
放送当時から、阿部寛さんのこの結婚できない主人公に親近感を覚えていました。
マイペースというか、不器用というか、ひとの心のわからないというか…。こういう人、良く知ってるような気が…。
ああ、僕の父か?あ…えっと、それってつまり…
今まで誰かとお付き合いした時は、いつも勢い
それはさておき、過去を振り返ると今まで誰かとお付き合いした時は、常に勢いだったような気がします。
よく、「結婚は勢い」といいますが、僕にとって「交際は勢い」だったなぁと。
先日の記事で、元恋人への未練じみたことを書きました。
じゃぁ、元恋人と交際したのは勢いだったのか?
答えは”No”です。
元恋人には結婚相談所に契約をしたことを報告した時にプレゼンされて、「付き合ってください」と僕から言うように持って行かれたのです。結婚相談所はクーリングオフしました。あのプレゼンには心の底から感謝しています。
独占欲を伴うほどの好意を持つと、身動きが取れなくなる
過去の自分の恋愛を振り返ると、独占欲を持つほどの好意を持った人は片手で数えられるほどしかいません。独占欲を僕の中での「好き」と「愛している」の間にある境界線だと思っています。
「愛している」人には「付き合ってください」といえない
厳密には「愛している」人に付き合ってくださいといったことはあります。しかし、その人に恋愛感情を持っているのに気づくのに、半年以上かかり、告白をするのに1年かかりました。心は移ろうもので、しっかり振られて泣いたことを覚えています。
元恋人は、付き合ってから僕は彼女のその素晴らしさを理解し、彼女は「私と付き合えば自由で心豊かな人生が送れると思う」とプレゼンした通り、僕の人生を豊かにしてくれました。
振り返ると、お付き合いする前にあれほど好きになっていたら、お付き合いしなかったんじゃないかと思います。
「愛している」人の幸せを願う時、自分はいつも「迷惑な存在」だと思う
誰かに独占欲を感じるほどの恋愛感情を抱く時、僕は「その人を幸せにできるか」ということを真剣に考えます。
人の恋愛話を聞いていると、結構みんな自分の幸せを優先してお付き合いしているようで、なんというか、うらやましい…。なぜって、まじめにその人を幸せにできるか考えると、普通「できない」と思うからです。なぜって、僕は変わり者ではた迷惑なヒトだからです。
つまり、本当に好きな人は、僕はそっと諦めるんです。
「結婚はお互いを治し合うもん」
”邪神”というニックネームの友人(♀)が言い放ちました。彼女の夫はひそかに仲間内で”太陽神”と呼んでいます。底抜けに明るく、優しく、常識的で素敵な旦那さんだからです。
ただし、酒乱です
お酒を飲むと、決して暴力は振るわないものの、器物損壊やそれに伴うけがやスマホなどの紛失、片方の靴下だけなくして靴は両方履いたまま帰ってきて、家を砂だらけにする、etc…伝説ばかりです。
そして、どこまでも愛妻家です。
「コソボは怖いところだよ」
一方、妻の邪神は邪です。紛争が起こるとその国に行く自分を止められません。
邪「遺跡に地雷原を抜けていった」
私「それが貴殿の致命的な社会的リスクとなる特性だ」
邪「ちゃんとガイドを付けた」
私「自分が非常識なことを分かっているのにわかっていないふりをするな」
この世界にそんな人間が存在するはずがないので、邪神と呼んでいます。また、塾講師をしていた時に、話を聞かない生徒の興味を引くためか、プラスチック爆弾の作り方を教え、塾長にこっぴどく叱られて辞めた逸話など、伝説を挙げるときりがありません。
なお、この逸話を持ち出すと「過去の恥を出さないで!」と本気で嫌がります。9か国語が話せる才女は、頭の構造だけでなく倫理観も異次元です。
太陽と闇が惹かれ合うのは、天の理なのでしょう。
それはさておき、
初恋以外の恋愛は理性を伴う
そう思います。
相手の収入、肩書、将来性、家族とのおつきあい。
特に成人して家庭を持つ可能性を考えると、素直に「好き」だけでおつき合いすることが難しくなるのかもしれません。
自分の幸せだけでなく、相手の幸せを考える理性をアウフヘーベンした時、ひとは愛の境地にたどり着くのかもしれません。
いろいろ言ってますが、要は恋愛感情はことばにできないってことです。
人生で2人目の「愛している」人に会ってから、30年後に3人目の「愛している」人に出会いました。
そんなに時間がたたずに4人目の「愛している」人に会うとは思わなかったのですが、
それはとても幸せなことなのですが、
自分の至らなさとまた、向き合うことになるんですよ。
独占欲から目を背けるのは難しくはない
そのはずなのに、日曜の晩にとりとめもない長文を書いている自分がいます。
このとりとめのない長文、早く入った布団からはい出し、PCに向き合っている自分の背中。