「皮はパリッと、身はふっくらジューシー」
そんなうな丼、よく聞きます。
ですが、今までに出会ったことはありませんでした。
そして!ついに!ついに巡り会いました…
うなぎ『光玉』
清潔感あふれる入り口に、整然としたディスプレイ。伝統と現代を融合させた、立派で清潔な佇まい。
よく見ると、のれんの左には「備長炭火焼」。炭火の良い香りが漂ってきます…。
店内は30平米ほどの広さ。和服の似合うスタッフが お・も・て・な・し してくださいます。
そして、実はこのお店、友人↓のお父さんのお店なんですねぇ~。
土用なので、年に一度の贅沢!
せっかくなので、光玉風 上うな重(だし巻入り) 5,450円 税込5,995円 をご注文。
社長、ボーナスありがとう・・・。
さぁ~て、ご開帳。
「う、美しい・・・」
まず、見て頂きたいのはお漬物。
きゅうりと瓜が左右にクロスして、上に刻んだ白菜のお漬物。すでに気が利いています。
きゅうりと白菜は自家製、瓜は愛知名物を使っているそうです。
きゅうりの苦手な僕には、きゅうりの浅漬けが新鮮すぎて、青さに苦しみつつ、前に座った友人にはもちろん、👍
そして右下に控えたるは、舞茸のお吸い物。繊細で薄味なこの味付けは、後に控える上うな重を引き立たせる計算…。
職人の演出です。
美しい黄卵色のだし巻き。舞茸のお吸い物を引き継ぐ、優しくてしっかりした味わい。口の中で、御出汁と卵の旨味が、ふんわり、しっかり主張します。
さてさて、メインに控えたるは、上うな重。つやつやピカピカの白米は、味わうまでもなくおいしいに決まっています。
「皮はパリッと、身はふっくらジューシー」
ああ…漸く…漸く巡り逢いました…。
かつて流行ったグルメ漫画「美味しんぼ」。
日本中を席巻したグルメ漫画に描かれた、究極のうな重。
これだ。これなんだ。
これが、うな重。
うなぎを一口。ご飯を一口。
うなぎを一口、ご飯を一口。
ご飯を1/8ずつ食べていくうちに、うなぎは1/3ほど。ご飯は半分。
右上にあるたれの出番です。
たれをご飯にかける。
甘くて重厚な香りが鼻腔を擽ります。
うなぎの油、旨味、甘辛いたれ、そして白米。
金波銀波の愉悦が全身を駆け巡る。
うなぎがひと切れ、ご飯は空。
仕上げのメロンで、腹十分目。
この体験、まさにプライスレス。
これ以上、言葉はいりません。
うなぎ『光玉』
〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3丁目9-7
TEL 052-241-1837
営業時間:水曜日~日曜日 11:30~13:30